講演会 報告|今からでも間に合うか!本番"超"直前デリバリー講座
富山県立福岡高等学校 英語コース|2025/7/5 富山県高岡市

(実際の講演風景の写真は、準備が整い次第掲載します。)
2025年7月5日(日曜日)午前、富山県立福岡高等学校主催の「英語セミナー」が同校・朋友館で開催され、英語コース2年生・約40名を対象とした講演会で講師を務めました。同セミナーの演題は「今からでも間に合うか!本番"超"直前デリバリー講座」です。同日午後に受講生を対象とした学内スピーチコンテスト予選会があることから、まさに「超・直前」のデリバリー講座となりました。予選2時間前でも役立つ「デリバリー上達の秘訣」が満載の90分でした。
言葉(文字)の解釈を定義するデリバリーの大切さ
講演会にお招きいただいた富山県立福岡高等学校では、英語コースの2年生・3年生を対象とした、2学年合同の英語スピーチコンテストが開催されています。このセミナーは、2年生の学年予選会の当日に、デリバリー技術の総仕上げを目指して企画されました。
セミナーでは、スピーチにおけるデリバリー技術の基本を、日本語と英語の両言語から観察し、それを受講生全員で実践してみるアプローチを通じて、「言葉の本当の意味を伝えるデリバリーの重要性」を体感的に学んでいただきました。
基礎的なデリバリー技術の要点を解説したのち、「コンテストで勝つ」には何が必要かをお話しました。全国大会で上位入賞を続ける本研究室の練習・指導の舞台裏をお見せしながら、目標とする姿を追い求めて「勝つまで努力をやめない大切さ」を皆さんと考えました。
受講後のアンケートでは「大事なことを沢山学ぶことができて自分の中で1番いいスピーチができた」「一秒たりとも飽きさせない工夫が散りばめられていた」といったコメントが寄せられ、予選会2時間前の緊張感にあっても、デリバリー技術の本質を楽しく理解してもらえた様子がうかがえました。
講演会のあと教員勉強会での意見交換
講演会後には「教員勉強会」が設定されました。同校の英語教員の先生方とともに、今回の講演会の内容を振り返りながら、英語スピーチの教授法について様々な意見交換をしました。
講演会後の先生方との懇談は、私がとても大切にしている時間です。日頃、高校英語教育の最前線で活躍される先生方とお話をすると、スピーチ教育の原点をいつも思い返します。懇談会には、生徒さんをいずれ大学で預かることになる大学教員にとって、知っておくべきヒントが詰まっています。
本日の講演会を通じて、英語コース所属の2年生の皆さんに、いくらかでも有意義な学びがあったことを願っています。またお目にかかれる日を楽しみにしています。今回は講演会にお招きいただき、誠にありがとうございました!
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