ワイヤレスピンマイクを活用してプレゼンで自由を手に入れる!
プレゼンでマイクを使うならワイヤレスピンマイクを使う

プレゼンテーション中に、マイクが邪魔に感じたことはありませんか? プレゼンではワイヤレスの「ピンマイク」をオススメします。ピンマイクを使えば両手が自由になり、より自然なジェスチャーや資料の提示が可能になります。さらにマイクと口の距離が保たれるので、プレゼン全体を通じて、声の響きが安定します。発表会場にピンマイクの準備があれば、ぜひ試してみてください。
ハンドマイクの安心感がプレゼンを妨げるリスクに?
人前に立つとき、ハンドマイクを持つと手ぶらよりも安心して話せるという人がいます。不安になると「もみ手」をしたり、髪を触るクセが出ることを心理学の用語で「セルフタッチ」(self-touch)と言いますが、マイクを手で握ったり、両手で触れてみたりする動作は、これに似た安心感をもたらすのも理解できます。
それでも、プレゼンにおいてはハンドマイクは使わない方が無難です。理由は単純で、誰かと「一対一」で話をするときに、マイクを持つことは無いからです。多くの聴衆を相手にする場合でも、本来であれば「一対一の対話であるかのような演出」をするのが、プレゼンターとして、より自然に「映える」はずです。
とはいえ大勢の聴衆を相手にしてマイク無しでは声が届きません。そこで「ピンマイク」です。ハンドマイクの代わりにワイヤレスのピンマイクを使えば、まず両手が自由になります。つまり、これであたかも「一対一」で聴衆と話をしているかのうような感覚でプレゼンを進められます。
両手が空きますから、片手に資料を持ちながらデモンストレーションをしたり、時には両手でジェスチャーをすることもできます。両手で商品を持ち上げて紹介したり、両手を広げて聴衆に語り掛けることもカンタンです。ピンマイクにするだけで、プレゼンの進行ははるかにスムーズになります。
何にも邪魔されないということは、自分の立ち振る舞いがそのまま見られるということでもあります。ピンマイクを付けた瞬間から、いつもより少し胸を張って、堂々と話すようにしましょう。
音質が明瞭に!ピンマイクは「シャツの襟」に付ける
ハンドマイクに比べて、ピンマイクは口との距離が常に一定に保たれますから音響が安定します。ハンドマイクだと拾ってしまうことのある呼吸音や鼻息も、ピンマイクなら大丈夫です。聴きやすい声になることは、最終的にプレゼンテーションの品質を向上させます。
ピンマイクを付ける位置は、通常なら胸元あたりに付けますが、可能なら「シャツの襟」に付けることを試してください。シャツの襟に付ければ、胸元に付けるよりもマイクと口の距離が短い分、明瞭に音を拾います。また、その分だけ音響設備のボリュームを絞ることができるので、余計なノイズを拾いにくくなるメリットもあります。(上着を着る場合には、上着でマイクが擦れない位置に付けましょう。)
最初のうちは、襟のピンマイクが気になるかもしれません。それはしばらく使ううちに慣れますから、リハーサルの段階から、同じ位置にピンマイクをつけて練習しましょう。襟のピンマイクの扱いに慣れてくると、意図的に小さな声を出す場面でも、少し首を下に向けて話せば、ささやき声でもきちんとマイクに音を拾わせることができます。
過去記事「プレゼンでは演台を離れてスクリーンの横に立つだけで存在感が高まる」で説明した「存在感」は、ピンマイクを使用することでさらに高まります。ピンマイクは、あなたのプレゼンをよりプロフェッショナルな印象に変える便利なツールです。ぜひその効果を実感してみてください。きっと今まで以上に自信を持って話せるはずです。
【 重要!】ピンマイクは前日までにしっかり充電しておくか、当日にあたらしい電池に交換することをお忘れなく。プレゼン中に電池が切れると、せっかくの準備が台無しになります!