プレゼン最後のThank you!スライドは不要。終わりはタイトル画面で。

プレゼンの最初と最後をタイトルスライドにして統一感を演出

Thank you!スライドをやめてタイトルに戻す トップ画像

プレゼン最後の画面で「Thank you!スライド」にお礼を言わせていませんか。感謝の言葉を聴衆に読ませる「ご清聴ありがとうございました」スライドは不要です。代わりにタイトルスライドを使って、プレゼンが「いよいよ終わる雰囲気」を演出しましょう。

お礼は言うものであって読ませるものではない

いつの間にか定番化したプレゼン最後の「サンキュー・スライド」。学生プレゼンの「Thank you very much for listening!!!」から社会人向け講演会の「ご清聴ありがとうございました!」に至るまで、その浸透度は抜群です。

基本的なことですが、最後のお礼はプレゼンターが口頭で、あるいは態度で、誠意をもって示すからこそ伝わるものです。それを最終スライドに「言わせて」いる、そして聴衆にそれを「読ませて」いる、という状況は美しくありません。

たとえば、「感謝を伝えることの大切さ」がプレゼンのメインテーマであれば、最後のThank you!スライドにも一定の必要性があるでしょう。でもそのような特殊な例を除いては、最後に感謝の言葉を聴衆に読ませる行為は避けた方が無難です。

Thank you!スライドをタイトル画面に差し替える

不要となった「Thank you!スライド」の代わりにお勧めするのは「タイトルスライド」の再利用です。プレゼンの最後で再び登場するタイトルスライドは、映画のエンドロールのようなもの。プレゼンが終わろうとしている合図を聴衆に伝えてくれます。

プレゼンの終わりに質疑応答がある場合にも、タイトルスライドは役に立ちます。プレゼン終了後にタイトルスライドがスクリーンに映っていると、それまでのプレゼンの空気感が会場に維持されます。Thank you!スライドや、スライドショー末尾の真っ黒な画面よりも、はるかに効果的です。

最後のスライドを「要点のまとめ」にしてプレゼンを締める人がいます。それも悪くはありませんが、それならば、要点スライドの次にタイトルスライドを入れておき、タイトルスライドで最終的にプレゼンを締めてはいかがでしょうか。

プレゼンテーションは、ひとつのショーです。オープニングとクロージングをサンドイッチのように同じ印象に統一することで、プレゼン全体の雰囲気を引き締めてください。


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