毎日わずか10分でも継続できるスピーキング課題を見つけて実行しよう
スピーキング練習を見直すチャンスは毎日やってくる

1年365日。毎日少しずつでも何かを練習し続ければ、苦手だった発音もデリバリーも、すっきり解決するはず。そうは分かっていても、なかなか取り組めないのは「1日10分でできる練習量」を超えているからかもしれません。無理のない分量で、毎日、実行する。これだけで、ライバルに大きな差が生まれます。
毎日10分でできる練習量を把握する
10分間というのは短いようですが、集中すれば全国レベルの英語スピーチの暗唱発表もできる十分な時間があります。要は、短い時間を集中して「毎日続ける」ことです。この習慣と積み重ねが大きな差を生みます。練習内容は何でも構いません。自分が上達したいことや課題を感じる分野を題材に選んでください。
たとえば「発音の改善」がテーマであれば、日替わりで発音記号を一つづつ忠実に練習します。また、「語りの改善」がテーマであれば、100本ノックのように、短いスピーチを感情をこめて読み込んだり、音源に合わせて語るオーバーラッピング(overlapping)も可能です。
質疑応答の練習も10分間で可能です。想定される質問を、声を出して自分が自分に尋ね、それを声に出して回答します。10分あれば、少なく見積もっても「毎日10問」のやりとりが練習できるでしょう。
練習の内容や質も当然に大切ですが、まずは「毎日365日、10分間をスピーチの練習に充てる」。この習慣づくりに価値があります。習慣化することで、常にスピーチと向き合う意識を維持できますし、毎日が、少しずつ上達を感じられる日に変わるので、モチベーションも向上します。
上手になりたいと「思う」だけでは上手になれない
スピーチやプレゼンに限った話ではありませんが、上手になりたいと「思う」人は無数にいます。でもそれを日々の具体的な行動に落とし込める人は少ないでしょう。「思う」だけでは上達しません。多くの仲間がやらない毎日の練習だからこそ、あなたがやってみる価値が際立つのです。
年末年始になると、「一年の総決算」や「新年の抱負」などで目標を掲げることがあるでしょう。その中に、ぜひこの「10分間のスピーキング練習」を織り込んでください。「10分でも長い!」と思う場合には5分でも構いません。まずは習慣として始めてみることです。
毎日10分間だと、1か月300分で約5時間。1年間3,650分で約60時間(!)です。新年や年度始め、コンテストのシーズン開始や終了など、様々な機会を得て、この10分の積み重ねの重みを見直してみてください。練習の内容でお困りの時には、お問い合わせページからご相談いただいたても構いません。まずは今日から、始めてみることが大切です。
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