英語1分間スピーチの音声日記で、状況描写練習と資格試験に備える!
プレゼンターを目指すなら、毎日の音声日記で描写力を磨く。

英語学習のために「英語で日記」を習慣にしている人も多いでしょう。そこでプレゼンターを目指す人には、それを「音声日記」にしてみることをお勧めします。一日の出来事を客観的な描写で1分間。これを続けることで、スピーチやプレゼンテーションに必要な「状況描写の練習」と、ショートスピーチが求められる資格試験対策が一石二鳥でこなせます!
まずは1分間に慣れることからスタート!
個人的な出来事を記録する「英語日記」は、日々の記録を英語で書き留めることで、語彙力や表現力を高めるのに役立ちます。それを「音声日記」にするだけで、単なる日記が「聴き手にストーリーを伝えるショートスピーチ」になります。その練習を通じて、客観的な視点で状況を整理したり、話の焦点を絞ったりするスキルが身につきます。
いきなり「1日を1分で語ろう」といっても、簡単にはできません。ですから、最初はとにかく「1分間しゃべってみる」というシンプルな挑戦から始めてみましょう。次に「メインの話題にフォーカスする」「客観的に話す」という順に、レベルを上げていくのがおすすめです。
まず、スピーチやプレゼンの発表者にとっては、1分という単位を肌感覚でマスターすることはとても大切です。自分が、どれくらいのペースで、どれくらいの分量を話せば1分になるかを理解しておくと、即席で発表する時だけでなく質疑応答の場面でも役立ちます。
まずは1分を楽しく話す。これを毎日の習慣にしてみましょう。できればそれを、スマホのボイスレコーダーで録音しておけば、(聞き返したくはないかもしれませんが)あとで振り返って再生すると、自分の上達ぶりを確かめることができます。
「メインの話題+客観性」でさらにスピーチらしく
1分という長さ(尺)に慣れたら、「まずは自由に話す」というレベルから一歩進めて「一日のメインの話題」を決めてはどうでしょう。最も記憶に残る話題をメインに紹介し、それを肉付けするように話してみると、それはまさに「スピーチ」です。
TOEIC® Speaking & Writing TestsやTOEFL®、英検®の資格試験対策としてショートスピーチを練習する人にとっては、この「メインの話題にフォーカスする」ということは欠かせない訓練になります。要は「そのスピーチで何を言いたいか」をしっかり気持ちに据える習慣をつけるということです。焦点を定めてから話し始める、という練習を繰り返すことで、スピーチらしい骨格の作り方が身につくのです。
さて、最後の仕上げは「客観性」です。日記ですから、自分目線で語る「主観的」な英語でも何の問題もないのですが、それを聴衆目線で「客観的」に語ってみることで、物事や状況を描写する力が磨かれます。状況描写は、スピーチやプレゼンにおける「ストーリーテリング」(storytelling)にも応用される技術です。
客観性を高めるには、"I"(アイ)を使わない!
客観性を高める最も簡単な方法は、英語の"I" (アイ)を使わないこと。たったこれだけです。たとえば日記でおなじみの"I woke up at 7:00 this morning."という簡単な文章。これを"I"を使わないとなれば、どう言いますか? 代わりに"My alarm clock woke me up at 7:00"と言えば、一気に「客観性のある描写」に変わるでしょう?
まずは寝る前の1分の習慣から。この習慣は、あなたの話す力、ストーリーを整理する力、そして客観的に表現する力を確実に高めてくれます。英語で1分間の「スピーチ音声日記」をぜひ試してみてください! 聴衆にとって「わかりやすいストーリー」を語る力が、日々養われることでしょう。

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