話した言葉が誤って伝わっても それはあなたに「伝えた責任」がある
スピーチの言葉に"誤解"は無く、話した言葉は記録される。

スピーチを話した後で「それは誤解です」や「言いすぎました」は明らかに手遅れです。人々の前で口にした言葉はそのまま理解されます。発表原稿になる前に、聴衆の気持ちになって自分の言葉を見直し、誤解なく「理解」されるかかどうかを見直しましょう。コンテストでは、口にした言葉はすべて記録され、永遠に残ります。
後から「本当はこう言いたかった」は手遅れ
コンテストの審査員を担当していると、「(原稿の)ここでは本当はこう言いたかったんです」というスピーカーに出会います。「それならそう言わないと!」とアドバイスをしても後の祭りです。聴衆にとっては、聞いた言葉がすべて。そこから感じられた話者の気持ちに「誤解」はありません。
ひとつのテーマを掘り下げていくうちに、訴える問題の難しさや苛立ちが、つい「荒い言葉」となってデリバリー(表現技術)に表れてしまうことがあります。使命感が言葉や態度に出ることは素晴らしいのですが、その言葉と態度がひとつになったとき、必要以上に表現が行き過ぎる時があるので注意が必要です。
録画をして確認する習慣は当然に大切ですが、その際にも、「自分が伝えたい気持ち」が、そのまま言葉や態度に表れていることをしっかりチェックしましょう。信頼できる友人や先生にもプレゼンを観てもらえば、「本当はそんなつもりはなかったのに」という誤解を事前に回避することができます。
スピーチの言葉は永遠に記録され残っていく
公衆の前で発した言葉は、ずっと聴衆の心に残ります。特にコンテストやオフィシャルな会合などでは、主催者が動画を記録しますし、最近では配信の形で誰でも、後からでも、視聴できます。そんな時代だからこそ、なお自分の言葉に責任を持ち、「真意」を伝えきれるだけの適切なデリバリーで発表することが求められます。
コンテスト本番の映像を自分が後からみれば、後悔するような場面もあるかもしれません。でもそれは、その時の話者(あなた)の気持ちがそのまま表れている姿です。良くも悪くも、それは記録として永遠に残りますが、気になる改善点は、すべての今後の反省に生かせば良いのです。
原稿の時点で誤解のない表現に留意することはもちろんですが、発表の際にも力を入れすぎず、常に誠実な語りを心がけるのが安全です。口に出してしまってからでは手遅れなのです。当たり前のことですが、これはスピーカーとしていつも心がけておくべきことです。
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