Q. コンテストで全国入賞を続ける研究室が実践するシンプルな方法とは?

「どうすればスピーチコンテストで勝つことができますか?」

student

Question ▶ コンテストで入賞したいです。どうすれば勝てますか?隠している秘訣などがあれば教えてください。

shimizu

Answer ▶ 隠しているような秘訣はありません。私の研究室が毎年、全国各地で入賞を続けている理由は「勝つまでやるから」です。安易に妥協せず、苦しくても目標を失わず、愚直に挑戦を続けられれば、誰にでもチャンスは来ます。

「勝つまでやる」から勝てるという事実

私が講演会やセミナーの講師にお招きいただくと、参加者から「どうして先生の研究室では学生が勝ち続けるのか」という質問をよく受けます。その問いに対する私の回答はとてもシンプルです。「勝つまでやるから」。たったこれだけです。

初めて全国オープンのコンテストに挑戦する学生は、ほぼ例外なく全国レベルの厳しさに直面します。「こんなに練習が厳しいと思わなかった」「バイトや自分の好きなこともできない」。そんな声を残して、今日も多くの学生が競争から脱落していきます。

だからこそ、あなたが「勝つまでやること」に価値があるのです。本気で全国の強豪に挑戦する気持ちがあるなら、持てる全ての時間を投入し、決して諦めないことです。諦めずに日々全力で練習に打ち込むうち、そこまでの努力ができなかった他のライバルは次第に消えていきます。

「残る側」になるか「消える側」になるか

見えないライバルを相手に「勝つまでやる」という挑戦は、いわば自分が「残る側」になるか、「消える側」になるかを常に問われることを意味します。安易に妥協して諦めれば「消える側」。目標を失わず全力で挑戦し続ければ「残る側」です。

「残る側」になるために、人より早く準備を始めること。そして人が諦めるまでやり続けること。そうすれば勝てることくらい誰もが知っています。しかし、それが出来ない人が多いからこそ、それが出来る人が勝つのです。これは憎いほど皮肉な現実です。

妥協点をどこまで高く維持できるかを問う

「残る側」になると決めたなら、ひとつ大切なヒントがあります。それは「妥協点」を高く維持することです。スピーチやプレゼンテーションの仕上がりについて、「これくらいでいいかな」と自分を納得させるレベルを常に高く置くよう意識するのです。

ロボットではありませんから「完璧」である必要はありません。また、完璧であることに固執した練習を続ければ、身体や精神が病んでしまいます。時折十分な休息をとりつつも、練習の際には自分の中で「これなら合格」という妥協点を少し高い位置に置くことは可能なはず。その意識こそ、入賞に向けた上達や成長を支える「秘訣」に他なりません。

見方を変えれば、コンテストの本番は、各出場者の「妥協点」を競い合う機会でもあります。自分自身の妥協点を高く維持するための「良き仲間と良き指導者」に出会い、あなたが「残る側」となって、いつか入賞の栄誉を手にされることを願っています。お困りのことがあればいつでもご相談ください。

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