スピーチ発表本番1週間前になったら常に通し練習で失敗に慣れておく

2025-12-09 2025-12-09

shimizu

いよいよコンテスト本番1週間前。微調整も大切ですが、それよりも力を入れたいのは、常にスピーチ全体の「通し練習」を繰り返すこと。本番では想定しない失敗がつきものです。それらに備えるため、途中で失敗をしてもそこでストップせず、常に本番モードでリカバリーするまでを練習に組み込むことが重要です。

コンテスト1週間前になれば、概ね全体のバランスは整っているはずです。ここでひとつ心がけておくと良いのが「失敗をしても練習を止めない」ということです。本番ではメモライ(暗唱)が飛んだり、時に文章が前後したり、予想もしない失敗をするものです。それらに事前に慣れておくのが狙いです。

スピーチコンテストでは制限時間がありますので、途中で何らかの失敗をしてモタモタした場合、それが「命取り」となることもあります。少し語りを噛んでしまう程度であれば問題ありませんが、大きなエラーが発生した場合の対処に慣れておくことは、タイムオーバーで失格や減点にならないためにも、大きな意味があります。

コンテスト1週間前からの練習は常に録画し、常に自分自身を「本番モード」にセットします。そのうえで、発表練習中にどのような失敗をしても、スピーチが終了するまでは絶対に録画を止めず、プレゼンを続行します。「失敗したらやり直せばいい」という気持ちでは、いつまでたっても「本番モード」にはなりません。

自分が失敗をした時の動画を観るのは誰もが嫌なものです。しかし、その失敗映像の中にこそ、改善に向けたヒントが詰まっています。

メモライが飛んだとき、自分がどのような表情や目の動きをするか。間(ま)の取り方や語り方がおかしくなったとき、自分はどのような態度を示すのか。こうした情報は、本番前に知っておくべき貴重な「見直しのポイント」です。

本番1週間前は、まだまだ完璧ではありません。だからこそ、発表中の小さなエラーや大きな事故を「リカバリーする」経験を積んでください。そしてその動画から、本番でのあらゆるエラーを回避する方法を探りましょう。そのためにも、録画を途中で止めてはもったいないのです。

本番前の失敗は、成功のための財産です。ぜひいろいろな失敗を経験し、そのリカバリー方法にも慣れておいてください。それらの経験はすべて、本番での自信になって自分自身に返ってきます。

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