準優勝・学長杯|"Without Saying Sorry"

第27回 人見記念(人見杯)英語スピーチコンテスト|
2023/11/11 昭和女子大学

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2023年11月11日(土曜日)、「第27回 人見記念(人見杯)英語スピーチコンテスト」(主催:昭和女子大学 国際学部)が同大学キャンパス(東京)で開催され、当研究室所属の3年生が準優勝し、同大学の「学長杯」を獲得しました。

準優勝に輝いたスピーチのタイトルは、"Without Saying Sorry" [詫びることなく]。日本の「働きすぎる風土」を批判的に議論し、意識改革を呼びかける内容でした。

「企業戦士」から「社畜」へ。変わらない日本の労働風土。

受賞したスピーチが訴えたのは「働き方」に対する意識改革です。かつてのバブル経済の時代に当然とされた「企業戦士」の考え方が見直され、ワーク・ライフ・バランスが重視される現代においても「社畜」という言葉が存在します。発表では、日本の「働きすぎる風土」が依然として変わらない現状を批判するとともに、上司に詫びることなく休暇が取れる働き方を実現しようと訴えました。

準優勝を獲得した学生は、働き方の背後にある「労働力不足」や、有給取得にかかる「遠慮の文化」を多角的に考察。スピーチ終盤では、「私が働いたら、みずからが有給を率先して取る。だから皆さんも続いてほしい」と力強く呼びかけ、その熱意が聴衆の心に刻まれました。

当事者意識を前面に出した主張が「強さ」を生む

今回の勝因は、何といってもスピーチからみなぎる「当事者意識」の強さにあります。政府や企業に解決を求めるのではなく、働き方を変えるのは「労働者一人ひとりの意識改革だ」と分析。労働者が「有給」を勝ち取った歴史を振り返ることで、結局は労働者一人ひとりの意識改革によって問題は解決できる、という結論に達したのです。

このアプローチは、解決策を他者に丸投げしないという説得型スピーチの基本を体現したものです。過去記事「政府に丸投げの説得型スピーチでは勝てない!審査員目線で解決策を考える」でも説明しましたが、結局は聴衆一人ひとりの心に響かせるためには、関係者「全員」に関係する視点を持たなければなりません。

実は、同大会には当研究室から3名の学生が全国ファイナリストに選ばれました。それは、言い換えれば3名が研鑽を続けてきたスピーチの「基礎力が高さ」が評価された証だといえるでしょう。


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