コンテスト発表当日!大会本番前にやっておきたい「忘れがちな」4つのこと

声のコンディションを整え、舞台から見た会場の雰囲気に慣れる。

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いよいよスピーチコンテスト決勝当日の朝を迎えました。改めておめでとうございます!最低でも1時間の余裕をもって会場に到着していることでしょう。会場の空気はいかがですか?そこから出場者の集合時間までにやっておきたいことをお話します。ドタバタしていると忘れがちなことですが、緊張をパワーに変えるために、どれも大切な行動になるはずです。

やること①:声出し(ボイストレーニング)と最終練習をする

ファイナリストであれば、各自のルーチンとなっている「声出し」があるでしょう。会場に到着したら、まずはいつものボイストレーニングを行ないます。特に、集合時間が午前の場合、喉のコンディションがまだ万全になっていないことが考えられます。まずは豊かな声を出しましょう。

大会会場に空き教室(空室)などがあり、その場所を使っても問題なければ、その室内で練習をしましょう。場所が無ければ屋外に出て、まわりに迷惑にならない場所で、建物のドアや窓に自分の姿を映しながら練習します。反射する自分の声を聞き、同時に自分が発表する際の姿勢を再確認しながら練習すると良いでしょう。

やること②:舞台に上がって会場や客席の規模感を把握する

開会までの時間に、実際に舞台や演台に立って短いワンフレーズを発表してみることをお勧めします。当然ながら主催者の許可を得ることが前提ですが、会場や客席の規模感を把握して「アイコンタクトの安全圏」を確認しておくことは大切です。本番ではスポットライト等で客席が見にくくなることがあります。事前に確認しておくとアイコンタクトが安定します。

同時に、マイクの高さや調整方法を把握しておきます。マイクの高さや向きは頻繁に変わります。本番直前にマイクの向きが変わっていても、焦らずに修正できるよう慣れておくと良いです。演台でワンフレーズを声に出す際、マイクの音量やエコーについても、あらかじめ体感しておくと安心です。

やること③:化粧室の鏡で「必ず勝つ」と自分に呼びかける

お手洗いに行った際にぜひやってもらいたいのが「自己暗示をかける」こと。発表する際の姿勢で鏡に向かい、拳をしっかり握ります。そして "You will win!" [キミが勝つ!] あるいは、"You're great!" [キミは凄い!] など、自分を勇気づける言葉を「声に出して」自分に呼びかけるのです。

いよいよ本番前となった際、最後に頼れるのは「絶対にできる!」という自信と自己肯定感です。それをみずから演出するメンタル向上のテクニックです。やったことの無い人は恥ずかしさを感じるかもしれませんが、大舞台前のルーチンとして、ぜひ組み込んでもらいたい取り組みです。

やること④:クラブの仲間や友人・先生に意気込みを伝える

最後に、忘れがちなのがクラブやクラスの仲間、友人やお世話になった先生に「今の意気込み」を伝えることです。この瞬間を迎えることができた感謝の気持ちとともに、「必ず最高の発表をする」という熱意を共有してください。

あなたの仲間や先生は、あなた自身が思っているよりも、あなたのことを気にかけています。会場であなたを応援できない仲間のことを忘れず、精一杯の誓いをしてから舞台に上がってください。あとは、成功あるのみです。堂々とメッセージを伝えきってください。もちろん、大会が終わったら真っ先にお礼を伝えることも忘れずに

大切な一日の幸運を祈ります!


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