よく通る声をつくる「1割増しボイス」を習慣化してデリバリーの表現力を磨く
聴衆にすべての声を聞かせるのはスピーカーの使命

当たり前ですが、スピーチは声が命。自分の声が相手に届いてこそのプレゼンテーションです。プレゼン用の通る声を身につけるために、「1割増しボイス」を心がけてみませんか?日頃の小さな「声の意識化」が、本番で聴衆の耳にしっかり届く豊かな声をつくります。
日頃の会話を「1割増しの声」で喋ってみよう
声は個性です。もともと声の大きな人もいますが、逆に普段はとても細い声の人もいます。どのようなスピーカーであれ、発表時にはプレゼン用の豊かな声(presentation voice / projected voice)を出すように努めなければならないのは辛いものです。そんな時のために、日頃から少し「1割増しボイス」を使ってみませんか。
普段小さな字を書く人に「大きな字で!」と言っても、すぐには無理です。同様に、普段から小さな声で話す人に「プレゼン用の声で!」と言ったところで、無理をした声と表情が痛々しく映ってしまいます。要は、日常生活をトレーニングにしてしまう工夫が必要なのです。
その日常練習が「1割増しボイス」です。普段の会話で声を使う場面でも、少し意識して「1割増しの声」を出してみるのです。声の小さな人は、この1割でさえ達成が難しい場合もあるでしょう。それでも大丈夫です。その「声を出そうという意識」を養うことに大きな意味があるからです。
緊張に負けない声は、緊張に負けない意識から。
慣れないプレゼン発表は、誰でも緊張します。その緊張感にも負けない声をつくるのは、日頃からの、声を出す意識です。「1割増しボイス」の心掛けを重ねてきたスピーカーであれば、声とともに「発表と向き合う意識」もしっかり磨かれているはず。その努力のプロセスが、堂々とした発表を支えてくれます。
ここで覚えておいてほしいのは、誰しも本番直前には努力をするという事実です。だからこそ大切なのは、本番を控えた1週間前だけの話ではなく、1か月前、さらにもっと前から、地道に「1割増しボイス」の心掛けを続けることです。
私の研究室でも、声が細い学生は珍しくありません。それでも、本番になると豊かな声を出せるのは、日頃からの「1割増しボイス」の心掛けの成果だと感じます。こうした努力は、スピーチやプレゼン全体の印象を左右する「声の表情が光るデリバリー(発表技術)」につながります。声が1割増しになれば、自信も1割増しになるでしょう!
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