演台まで歩く姿勢も猫背?スピーチ発表中の背筋の美しさは説得力にも影響が
日頃から美しい姿勢を保つ意識が話者の存在感を高める

スピーチコンテストの審査員を担当していて、最近とても気になることがあります。それがスピーカーの姿勢です。舞台に向かって歩く時の姿勢が猫背であったり、発表中の姿勢がずっと前のめりだったり。胸を張った美しい姿勢を意識することで、凛とした存在感を印象づけることができます。
「歩く姿勢」が与える第一印象はとても強い
弁論大会において、聴衆が最初に目にするスピーカーの姿は、名前を呼ばれて起立したときの姿勢です。それに、舞台に向かって歩く姿が続きます。つまり、スピーチコンテストにおける第一印象は、話者が言葉を発する前に決まっているのです。
この事実を意識するほど、「姿勢の大切さ」が際立ちます。美しい姿勢を見せるうえで大切なのは、「肩を後ろに引くこと」。それを意識するだけで、名前を呼ばれた時や演台での姿勢が、自然に胸を張った、堂々とした立ち方になります。
さらに、演台での姿勢が良くなることで、呼吸や発声がより自然になり、声にハリが生まれます。猫背を避け、胸を張って姿勢を正すだけで、いわゆる「プレゼン用の声」(presentation voice, projected voice)が自然に出せるようになるというメリットもあります。
また、歩き方についても注意が必要です。前に向かって歩く際、床や足元ばかりに目線をやると、おのずと姿勢も猫背になりがちです。演台に向かって歩く時には、極力、下を見ないこと。舞台には障害物はありませんから、つまずく心配はいりません。前を向いて歩きましょう。
日頃から背筋を伸ばすことで姿勢は改善できる
スピーチを発表する時「だけ」美しい姿勢を意識しても、そう簡単には堂々とした立ち居振る舞いはできません。美しい姿勢は、日頃からの意識の積み重ねによって身につくものだからです。
たとえば、パソコンを使ってスピーチの原稿を書く時に、背筋を伸ばした正しい姿勢を意識しているでしょうか?あるいは、立ったままスマホを使う時、上半身を猫背にして画面を見ていませんか?そうした習慣に目を向けて改善することが、プレゼン本番で差を生むことになります。
立った時でも、座って作業をする時でも、少し肩を後ろに引いて背筋を伸ばしてみましょう。慣れるまでは疲れるかもしれませんが、姿勢を良くすることは最終的に身体にも負担が少なくなります。ぜひ、日々の意識から、いつか訪れるコンテスト本番への準備を始めてください。
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