英語スピーチのテーマ探しで最新のニューストレンドに乗るのは正解か?

トレンドに沿えば有利に働くが平凡になるリスクも

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ネットやメディアのニュースには、スピーチのテーマが豊富にあります。「何について話そうかな」と思った時に、ニューストレンドを参考にすること自体は悪くありません。しかし、それは同時に「テーマが平凡」あるいは「話者よりも詳しい聴衆がいる」といったリスクを生み出します。

ニューストレンドに乗るメリットは「話題性」

スピーチのテーマを考えるうえで、SNSで話題のトピックを参考にすることがあるでしょう。たとえば、生成AIがもたらす諸問題やデジタル・トランスフォーメーション(DX)。また、世界に目をやれば、国際紛争や防衛、移民問題といった話題もよく目にしますね。

このようなニューストレンドをスピーチのテーマに採用するメリットは、まず容易に「現在の話題性」をスピーチに取り込むことができる点です。テーマを紹介しただけで、大まかな概要を聴衆が把握することができ、理解の方向性を簡単に示すことができます。

発表時間が限られているスピーチにおいて、ある程度「聴衆との共通理解」を共有していることはアドバンテージになります。そのうえで、聴衆の理解を強化したり、あるいはそのトレンドを批判することで、スピーチの展開を分かりやすく構成できます。

ニュース性に頼ったテーマの問題点は「平凡さ」

あなたは今話題のニュースを、そのままスピーチのテーマにしていませんか? そこにはデメリットもあることを覚えておきましょう。

まず、ニューストレンドに沿ったスピーチテーマを選択すると、何よりも「平凡な話題」となってしまうリスクがあります。スピーチで話題を切り出した時に「あぁ、(また)あの話か」と聴衆に賛否を勝手に判断されてしまう場合があるのです。

あるトピックについての予備知識があることはメリットなのですが、それは同時に、聴衆が先入観やバイアスを抱えていることを意味します。そのバイアスを乗り越えて初めて話者の主張に辿り着くわけですが、聴衆のバイアスをぬぐい切れなかった場合には、不完全燃焼な議論になることもあるでしょう。

トレンド性の高い話題で聴衆の興味を一気にひきつけるつもりが、新鮮さが打ち出せずに逆効果。これでは本来の目的を達成できません。

トレンド性を生かすキーワードは「意外性」

トレンド性のあるトピックを採用するリスクをうまく回避する方法があります。それは、自分の発表テーマがトレンドに乗ったものだと感じる時には、「皆さんが思っている"あの話題"には、"こんな側面がある"」という「意外性」を提示することです。

ニュースでよく聞く話題を、ニュースでよく聞くレベルで話しても、聴衆には全く響きません。そこに、新たな発見や驚きを提示してこそ、優れたスピーチになります。その切り口を見つけるためには、よくよくその話題について調査し、誰よりも誠実な関心を寄せることが大切です。

聴衆は、常にsomething new [何か新しいもの]を求めています。自分自身のスピーチの中で「何が新しい話題なのか」を明確に打ち出すことができれば、きっとコンテストでも強い印象を残すことができるでしょう。


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