【 冷蔵庫先生 】誰にも批判されずに英語を話す練習をする秘策

一人で英語を話す時間は、英会話の瞬発力を上げる最高の訓練。

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学生からよく受ける相談が、「英語が喋れるようになるにはどうすればいいですか」です。答えは簡単で、「とにかく喋ること」です。難しいことを考えるよりも、まず喋る。そんな努力を意識的に続けることは、誰しもどこかのタイミングで必要になります。そんな時に役立つのが冷蔵庫です。とりあえず、冷蔵庫に向かって英語で話しかけてみませんか? 私が高校生時代に実際にやっていた「冷蔵庫先生」の英語練習法を紹介します。

文法の間違いも、発音のマズさも、まったく問題なし!

「冷蔵庫に向かって、ひとりで英語を話すなんて考えられない!」と笑い飛ばす人もいるでしょう。でも、よく考えてみてください。プロのスポーツ選手でも、毎日の「素振り」は欠かしませんよね? それとまったく同じです。

「一人で英語を話すことが恥ずかしい」「自分の英語に自信が無い」と言う人が、いきなり他人を相手に堂々と英語を話せるようになるはずがありません。まずは、準備体操として「一人で英語を話す時間」(いわば「素振り」の時間)を設けることが必要です。

そこで冷蔵庫先生の登場です。冷蔵庫はどこの家庭にもありますし、少なくとも一日数回は顔(?)を合わせるでしょう。その際、ひと言でもふた言でも英語で話しかけてみるのです。

朝起きたら"Good morning. How are you doing?" [おはよう。元気?]と声をかける。扉を開ける時は"Can I open the door?" [ドア開けていい?]。中に美味しそうなものがあれば"Wow, this looks delicious!" [わあ!おいしそう!]と感情を込めて言ってみてください。

恥ずかしいと思う必要はまったくありません。学校や職場とは違い、周りには誰もいません。文法を間違えても、発音が下手でも、誰も指摘しませんし、非難もされません。冷蔵庫先生はあなたのプライドも自信も傷つけず、初歩の練習には最適な環境を提供してくれます。

まずは「ひとりで言葉にする」練習から始めよう

当然ながら「英語が喋れるようになりたい」というのは、誰かとの「会話」を想定した言葉でしょう。テンポよく伝えたい気持ちを何らかの言葉にして口に出すための訓練は、冷蔵庫先生によって存分に練習することができます。

冷蔵庫先生は無口で何も話してくれませんから、相手からのレスポンスはありません。だからこそ「相手が発しそうな言葉」を自分で都合よく想定して、楽しい"英会話"を継続すれば良いのです。

相手の反応を想定しながら対話を続けるというのは、ある意味、英語スピーチを通じたコミュニケーションに似ています。スピーチは、一方的に話しているようで、実は聴衆との無言の対話を成立されています。冷蔵庫先生との無言の"対話"は、まさにスピーチやプレゼンそのものだと言えるでしょう。

とても初歩的なアドバイスで馬鹿らしく感じるかもしれませんが、「英語を喋れるようになるための最初の一歩」をお探しの時には、ぜひお試しください。私自身の経験から言えることは、かつての冷蔵庫先生との毎日の練習が、私の英語発信力の素地を作ってくれたことは間違いありません。

千里の道も一歩から。英語マスターの道も冷蔵庫先生から。ぜひ、オススメします!

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