審査員|第41回 武庫川学院 英語オラトリカルコンテスト 本選大会
武庫川学院主催 英語スピーチコンテスト|
2025/11/15 武庫川女子大学附属中学高等学校

2025年11月15日(土曜日)午後、第41回「武庫川学院 英語オラトリカルコンテスト」の本選大会が武庫川女子大学附属中学・高等学校(兵庫県西宮市)にて開催され、清水が審査委員長を務めました。同大会は、武庫川女子大学(全学部・全学科)の学生、および武庫川女子大学附属中学・高等学校の生徒を対象とした英語スピーチコンテストで、今年で41回目を数える伝統行事です。
武庫川学院 1万人の頂点を決める英語弁論大会
今大会では、「大学の部」6名と「高校の部」6名はそれぞれ自由演題による4分間の英語スピーチ(弁論)を発表。「中学校の部」6名は英語レシテーション(暗唱)を披露して、それぞれ日頃の練習の成果を披露しました。
大学の部で本選大会に出場するには、2段階の予選を勝ち抜く必要があります。まずは音声ファイルによる予備審査(第1次予選)で12名が選ばれ、さらに学内予選会(第2次予選)で選抜された6名が、本選大会への出場権を獲得する仕組みです。
審査委員長の講評で清水は、「個人語り」(personal stories)の問題点について指摘しました。個人的な経験を共有するpersonal storiesは、それ自体が悪いわけではありませんが、それだけに終始すると、スピーチとしてのメッセージは弱くなります。人を説得するには、personal storyから一歩踏み出して「話題の一般化」をし、聴衆を巻き込むストーリーに変える必要がある点を説明しました。
学内レベルでこれだけ永きにわたって続いているスピーチコンテストは多くはありません。このような恵まれた挑戦の機会を得られた学生たちが、今後もスピーチを通じて社会と向き合い、成長を続けてくれることを願っています。

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