Q. 特定の単語の発音でリズムが乱れると言われた時はどうすれば?
「単語の難易度によって、そこだけ読むスピードが変わります」

Question ▶ 難しい単語は遅く、簡単な単語は速く読んでしまいます。そこだけリズムがおかしいと指摘されるのですが、どうすればよいですか?

Answer ▶ 単語の難易度によって読むスピードが影響を受ける現象は、練習の初期段階によく見られます。単語の強制(ストレス)を意識することで次第に改善していきますが、速度のムラがあることに気付くことがまずは大切です。
単語の強勢をしっかり確認して反復練習を
先生や友人から「特定の単語のリズムが乱れる」と指摘を受けた時、まずは自分の語りを録音し、実際にどのような状況になっているかを把握しましょう。なにが「おかしいのか」を自分自身で理解しないと、それを「改善」することはできません。
リズムを矯正するには、問題のある単語の「正しい強勢(ストレス)の位置」を正確に再現する発音練習が大切です。その強勢をしっかり再現しつつ、その単語のリズムを立て直すのです。単語レベルの発音が改善できたら、次は近隣の単語や表現を入れて、少しずつリズムを確認します。
最後に、修正前の文章の録音と修正後の録音を聞き比べて、その違いが確認できればリズムの矯正は完了です。速度のムラを感じるたびにこのプロセスを丁寧にやるのはなかなか面倒ですが、長い目でみると、今後に役立つ練習法になります。
強弱のリズムを正しく刻んで英語らしい発表に
英語は、強弱のリズムを刻みながら語りが進んでいく言語です。単語レベルから句・節・文章レベルまで、その心地よい「強弱のリズム」が聞きやすさをつくりだします。その基本は一つひとつの「単語」にあります。
発音が難しい単語や、単純に「長い単語」などは、どうしてもリズムが狂いやすくなります。そんな時こそ、一つひとつの単語の発音や強勢の大切さを思い返してください。辞書を使って「アクセントの位置」を確認する習慣は、必ずプレゼンターの利益になります。
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