資格試験のスピーキングは「無理なく話せる話題」が成功への近道
スピーキングテストでは"話したいこと"より"話せること"

英検®やTOEIC® Speaking & Writing Tests (S&W)のスピーキングテストで、必要以上に難しい話をしようしていませんか?意見陳述やスピーチ試験において大切なのは、首尾一貫したシンプルな論旨です。効果的に乗り切るには、自分が「無理なく話せる話題」に絞り込むのがポイントです。
資格試験のスピーチで「大演説」は必要ない
英検®やTOEIC®S&Wのスピーキング試験で求められるのは「明快な論旨が貫かれた分かりやすい話」です。立派な言葉を散りばめた大演説ではありません。テーマが与えられたら「自分が言いたいこと」は脇に置き、知識と英語力の両面から「無理なく話せる話題」を選ぶのが正解です。
例えば「近所に遊園地をオープンさせるという提案に賛成か反対か」というテ-マが与えられたとします。このようなテーマの場合、賛成か反対か自体は、採点における本質的な基準には影響しません。Yes/Noに対して、具体的で説得力のある根拠を示せるかがポイントです。
論証しやすい「答え」を探して意見を貫く
いくら遊園地が楽しい場所でも、近所にオープンするとなれば賛否があるはずです。むしろ多くの人にとっては、"I am against the proposal." [私はその提案に反対だ] という意見ではないでしょうか。理由は(1)交通渋滞や事故の増加、(2)犯罪や生活環境の悪化、(3)付近の物価上昇のリスク、などが考えられます。
さて、では上記の(1)(2)(3)をすぐさま口頭で言えるでしょうか?なかなか難しい人が多いでしょう。では逆に、意図的に「賛成」してみましょう。その理由は、(A)毎日が楽しくなる、(B)友人が増える、(C)街がにぎやかになる、といったところでしょうか。
比べてみましょう。反対の理由(1)(2)(3)と、賛成の理由(A)(B)(C)、どちらが「英語で話すのが簡単」ですか? 圧倒的に賛成の方が簡単そうです。つまり、自分の気持ちに正直に「反対」を選ぶと大変だということです。ここは合理的判断によって「賛成」を選ぶ。これがスピーキングテストにおける成功のコツです。
合理性の選択は「手抜き」ではない
試験で話しやすい方を選択するというのは、どこか「手抜き」な感じがするかもしれません。でも考えてみてください。聴衆も人間です。難解な理屈を並べられるより、シンプルでストレートな論旨に納得を覚えるものです。
もちろん、回答の「思慮深さ」という意味においては、難しい話題に挑戦する意義はありますし、それもスピーキング試験の一部の要素にはあるでしょう。ただ、その「一部の要素」のために、スピーチ全体がグダグダに崩れるようでは本末転倒です。
難しい話でも、簡単に整理する。この「合理性」の選択は、聴衆のことを考えたスピーキングスキルの大切な要素です。無理してカッコいい話をする必要はありません。まずは子供のようにシンプルな話をスラスラと語れるようになってみましょう。
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