英語スピーチを教わる時は先生に目的を伝えよう

スピーチの目的によって必要な勉強も指導方法も違います

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英語スピーチの指導を受ける時、先生にはその目的や目標をはっきり伝えることが大切です。「スピーチを勉強したい」と言うだけでは、まず何を指導すべきかがハッキリ見えません。授業やイベントでのスピーチ、資格試験のスピーキング、あるいはスピーチコンテストなど、目的によって学ぶべきことも指導順序もまったく異なります。

何のためのスピーチかを正確に伝えよう

先生に会って「スピーチを教えてほしい」とお願いするのは、車屋さんに行って「クルマを売ってほしい」と言っているのと同じです。買うべきクルマは用途によって異なります。スピーチもまた同じ。どんな目標でスピーチを勉強したいのかをちゃんと伝えれば、先生は最善かつ最速の指導ができます。

授業や行事等で発表するスピーチの練習ならば、英語授業の一環として指導ができます。資格試験対策であれば、試験の種類やレベルによって内容が変わります。コンテスト向けの指導なら、本人の関心や経験のレベルによって指導方法も異なります。

先生はいろいろな指導方法を知っていますから、まずは目的と目指すレベルを伝えましょう。単純に「人前で話せるようになりたい」といった漠然としたニーズでも構いません。まずは率直に話してみることが大切です。

自分が目指すものを先生と共有し、自分の英語レベルを先生に正確に把握してもらえれば、効率の良いスピーチ指導が受けられます。

資格対策の場合は過去問や問題集を持参する

英検®(実用英語技能検定, STEP)や、TOEIC® Speaking & Writing Tests、TOEFL®のスピーキングテストなど、いわゆる資格試験対策でスピーチ指導を受ける場合には、過去問や問題集など、実際の試験のプロセスがわかるものを先生に見せて相談すると良いです。

資格試験対策としてのスピーチ指導では、まずその試験で課されるテーマの傾向や、スピーチの長さなどの仕様を把握しなければなりません。そのうえで先生は、学生本人のスピーキングのレベルを確認して対策を考えます。その判断のためにも、事前に必要な資料を揃えておくのが望ましいです。

一般的な資格試験用のスピーチでは「テーマに対する論証の枠組み」が重視されます。そこでは英語以前の「基本的な思考力」が問われます。目指す資格試験のスピーキング問題について、そもそも日本語なら満足な回答ができるのかを、あらかじめ自分で把握しておきましょう。日本語でスムーズに言葉が続かないようであれば、まずは先生に論述の仕方を教えてもらいましょう。

コンテストを目指すなら大会概要が分かる資料を

スピーチコンテストなどのプレゼン大会を目指したい場合には、自分が目指したいコンテストの概要が分かる資料を持参してください。できれば、過去の入賞作品やテーマの傾向がわかる資料が望ましいです。それによって先生は、どのような対策が必要かをアドバスしやすくなります。

コンテストによっては、その年のコンセプトを表現した大会テーマが設定されます。そのテーマに沿った内容が求められる場合もあれば、無視して構わない場合もあります。大会によって出場者のレベルにも違いがあるでしょう。そのような情報を一緒に確認しつつ、先生は本人の英語力や興味とのバランスも考慮して、適切な助言を与えてくれるはずです。

この時、これまでのスピーチ関連の経験についても先生に伝えてください。大会の規模や結果などは関係ありません。経験の有無は、先生が指導方法を考えるうえで参考になるので、忘れずに伝えておきましょう。

何ごとも早めに準備を始めることが肝心!

資格試験対策でもコンテスト準備でも、とにかく早めに始めることが大切です。早く始めれば、その分だけ心にゆとりができます。

できれば、試験本番や大会予選応募の2か月くらい前には先生に相談するのが理想的です。相談する時期が遅くなるほど、指導方法の選択肢が限られ、残念な思いをすることがあります。思い立ったが吉日。資料を揃えて早めに相談しましょう。

どのような相談でも、先生は学生の努力を前向きに応援してくれます。結果が伴うかどうかは実力と運次第ですが、先生との相談や練習を含むすべてのプロセスが、今後の成長の糧となります。先生との信頼関係を築いて、どんどん成長してください!


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